(注意事項) 当記載は、Plant Data Siteのv4.1.0.0以前をお使いのお客様が対象となります。 v4.1.0.0以降では標準搭載のファイル削除機能と、その初期設定により自動で削除されますので、当問題は発生しません。 ===================== 現在、Plant Data Siteをご使用のお客様から、パソコンの記憶容量(ハードディスク等)が少なくなり、トレンドデータが収集されなくなる現象が報告されております。 特に、24時間監視を数年間行っておられるお客様の環境において、現象が顕著に発生しております。 Internet Information Services(IIS)には、不正なアクセスの検知やアクセス頻度の分析等を目的として、ログを生成する機能が用意されています。 IISインストール時の初期設定は有効となっており、ログファイルが生成される状態で動作を行います。
Plant Data Siteのインストールマニュアルでは、不正なアクセスの検知を目的として、この機能を無効化する手順を踏んでおりません。 その結果、Plant Data Siteへのアクセス時間に比例して大量のログが生成され、当現象が発生する場合があります。
つきましては、お客様の環境に応じて下記の対策を講じて頂きます様お願い申し上げます。 敬具
■状況 IISのログが大量に出力されHDの空き容量が無くなり、トレンドグラフ・レポートグラフ・履歴等が出力されなくなる。
■対策 下記に示します対策AからDのいずれかによりロIISのログの容量を制限してください。 なお、このログは不正なアクセスの検知やアクセス頻度の分析に役立つファイルですが、無効にしても運用上問題はありません。 スタンドアロンやイントラネット上でご利用のお客様におきましては、無効にすることを推奨いたします。 ●対策A:ログファイルを削除する 標準では、"C:\inetpub\logs\LogFiles"フォルダ内のサブフォルダ内に複数生成されます。 これらのサブフォルダ配下のログファイルを削除してください。 ※削除後、"ごみ箱を空にする"作業も必ず行ってください。 ●対策B:ログの記録を無効にする場合 IISマネージャを操作し、ログ出力を停止します。 ?IISマネージャを開きます。(開き方は、インストールマニュアルを参照してください。) ?左の接続ペイン(ツリー)から、最上位のPC名をクリックします。 ?中央のIISカテゴリー内に「ログ記憶」のアイコンがありますので、それをダブルクリックします。 ?右の操作ペインに「無効にする」が表示されていますので、これをクリックします。 ?IISマネージャを閉じます。 以上でログの出力が停止されます。
●対策C:[Plant Data Site Ver4.1.0.0 以降ご使用のお客様]
標準機能である、ファイル削除機能を利用します。 詳細は、ユーザーマニュアルを参照ください。
●対策D:【上級者向け】ログ出力を継続し、一定日数以前のログファイルを削除する場合
以下のコマンドを実行するタスクを、タスクスケジューラに登録します。
forfiles /P "<ログ出力フォルダ>" /S /M *.log /C "cmd /c if @isdir==FALSE del /s @path" /D -<日数>
例えば、ログ出力フォルダが票準で、30日分のログファイルのみ残す場合は、以下のコマンドとなります。
forfiles /P "C:\inetpub\logs\LogFiles" /S /M *.log /C "cmd /c if @isdir==FALSE del /s @path" /D -30
このコマンドを、1日に1回、任意のタイミングで起動するよう、設定を行ってください。 ※当コマンド実行後はごみ箱に移動されません。
■影響範囲 Plant Data SiteおよびSolar Data Siteの全てのバージョン ・トレンドグラフ ・レポートグラフ ・デマンドグラフ ・アラーム・操作履歴画面 |